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2009/01/12

FIP(猫伝染性腹膜炎)という病気について

みなさん、温かいコメントありがとうございます。
メッセージを下さった方も、ありがとうございます。

いままでずっと夜は部屋の電気を消してロカを眠らせていたので、
電気をつけて明るくする生活にまだ馴染めません(笑)

さて、今回はロカが罹ったFIPという病気のことを、
ちょっと書いてみようと思います。

この病気は猫コロナウィルスがなんらかの要因で突然変異して、
FIPウィルスとなり、そのウィルスに免疫が過剰に反応して発症するものだそうです。

しかしながら、この病気は明らかになっていないことがあまりにも多いのです。
感染経路に関してでは、空気感染があるのかないのか、母子感染があるのかないのか、獣医さんによって見解がちがうようです。
また、コロナウィルスの突然変異に関しては、なにが要因となっているのか不明瞭ですし、ストレス説がまことしやかに説かれますが、本当なのかどうかわかりません。
「発症しました」という確定診断もなく、治療方法もわからなくて獣医さんでさえ手探り。
致死率は100%と言う人もいれば、七割がたと言う人もいる。

未解明な部分が多いくせに、獣医さんによれば、教科書的に答えれば「助からない」とされ、ウィルス性の疾患であるのにワクチンがない。

ロカは間違って働いてしまう免疫をステロイドでおさえ、
ビムロンという薬で免疫が正しく働くように導き、
オザグレル(ドメナン)で血管の炎症をおさえて、五ヶ月頑張りました。

闘病中、この病気について夢中になって調べましたが、
調べれば調べるほど絶望的になりました。
闘病記を記されている方の猫ちゃんは、うちと同様に残念な結果を迎えています。

こんな恐ろしい病気があるなんて、まったく知りませんでした。
猫白血病や猫エイズくらいなら、猫に疎い僕でも知っていましたが、
FIPとなると夜間の動物病院の受け付けさえ、知らないようでした。

薬も実際に効果があるかわからないとの表記もよく見かけました。
ですので、治療において直感的に思ったのは、
「食べること」と「いっしょにいてあげること」がいいんじゃないかと。

相方にして、ロカの「おかーたん」である彼女が、
体調や体重を考慮しつつ、昼夜問わず四時間あるいは五時間ごとに、
シリンジと呼ばれる食事用の注射器のようなものでゴハン。
これを嫌う猫ちゃんは多いそうなのですが、
幸いにしてロカはさほどいやがらず、パクパクと食べてくれました。
おかーたんの努力と、ロカのあの素直さが、もって数日と宣告されたにも関わらず、
五ヶ月ももった要因のひとつじゃないかと思います。

たっぷりと食べて、いちばん元気だった頃。
赤血球濃度も高くて、耳の内側が真っ赤でした。
20080925010640_2
「食べすぎちゃって、もう眠いニャ」

それから、ロカがひとりぼっちで過ごす時間をなくすようにしました。
起きているあいだは、いつも声をかけてあげて、気にかけてあげました。
気持ちでつながっているあいだは、病気の進行を滞らせることができるんじゃないかと
考えたからです。
実際、うたたねをしてしまって起きたとき、ぼうっと宙を見ているロカは、
病気が進行しているように見えたものです。
人間もひとりでじっと闘病しているよりも、
多くの人に声をかけてもらい、励まされたほうが、回復できるものですよね。
猫もそうなんじゃないかと考えたわけです。

病気が進行すれば、ウィルスが肝臓や腎臓に悪さをするし、
脳がやられてしまえば、失明や神経障害で立てなくなったりします。
そのウィルスの進行をおさえるためには、体力が必要なわけで、
体力をつけるためには、薬うんぬんではなく食べることしかなかったな、と
考えております。

20081015141453_2
「食っちゃ寝で、デブ猫の仲間入りニャ……」

ロカの場合、ステロイドで肝臓がやられて嘔吐が始まり、
食べられなくなってから、ぐっと弱りました。
ですので、食べるってことって本当に大切なんだなと。

もしも同じ病気にかかった猫ちゃんがいたら、
ぜひとも頑張って食べるようにと勧めたいと思います。

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コメント

はじめまして。コロナウイルスの事を調べていてココにたどり着きました。9/1から飼い始めた子猫が発症していました。初代を4年前に猫白血病で亡くしていてその子の分も長生きして欲しいと強く願いこれから共に過ごす日々が幸せに満ち溢れた毎日になると信じていたので私のショックゎ大きく今ゎ絶望感でいっぱいです。側に居たくても治療費が必要なので仕事に行くと側に居れない現実。初代を亡くした時の後悔にまた襲われます。でもブログを読ませて頂いて上手く言えないのですがちょっと前向きな気持ちになれました。ロカちゃんみたいにきっと頑張ってくれる。

今ゎ入院しているのですが明日先生と相談して酸素ハウスを家に置き(呼吸が困難になっているのです)、在宅治療にするつもりです。子猫と一緒に頑張ります。

投稿: なつみ | 2009/10/17 00:47

こんばんは、なつみさん。

愛猫ちゃん、FIPになってしまったんですね。
しかもまだ子猫ちゃんだなんて。
本当に憎い病気です。
ぼくは少しばかり貯金があったので、半年間仕事もせずにそばにいられました……貯金はなくなってしまったし、仕事もしわ寄せが大変なことになってしまいましたが。
でも、後悔はしていません。
いっしょにすごせた日々はいまでも宝物です。
一週間もちません、と言われてから半年。
つらかったけど、すばらしい日々でした。

酸素ハウスを導入してあげるんですね。
ぼくもそれは検討しました。
けっこう高いんですねよね。

なつみさんちの猫ちゃんが、穏やかに日々をすごせますように。
猫の神様にお祈りいたしますね。

投稿: セキグチ | 2009/10/17 23:46

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